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愚者の演出

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深澤大輝
ふかさわ:先日、とある会食の席で、「愚者の演出」ってどんなものか?と、話題になった。
会社や子供の教育など、あらゆる立場において、偉そうにするより、アホウをあえて演じる方が、現場の力がつき、自ら学ぶ力が発揮されるというものだ。
愚者の演出か〜と、上の空で、目の前の料理に舌鼓を打っていた僕は、急遽話を振られて焦った。。。

人間性の経営学

愚者の演出というのは、アイボやCDを開発された元ソニーの上席常務の天外伺朗さんが、フロー経営を説明するときによく使われる言葉。
フロー経営は、定義するのが難しいけれど、かいつまむと、指示命令はしなく社員内側からのやる気と幸福感を尊重するマネジメント。
その一例として、残業廃止、タイムカード廃止、給料を一般公開、給与は社員が決めるなど、一瞬え?って思うようなアプローチで業績を上げている企業がいまや世界中で増えて来ている。ようは、会社の中のコントロールをなるべく手放すというもの。

ただ、難しい。。。

でも、そうなんだって思って、一気に導入するととんでもないことになる。
フロー経営は、トランスパーソナルなどの深層心理学を元に体系化されたもので、マネジメントの仕方というよりも、そのマネジメントをしている側の内面が重視される人間性経営。
だから、会社の自由度を高めても、マネジメントする人の心の中のコントロール願望を外さないと多分不可能。フロー経営では、手法よりも見えない部分がとっても大切。

みんな自分の中は見たくない。。。

僕も以前、呼吸の料理やフードサイコロジーとの共通性を感じ、天外塾に参加して経営者の方たちと一緒にフロー経営を学ばせて頂いた。
そこでは、みんなサイコセラピー的なワークで自分の内面と向き合わなければならない。誰でも、自分の見たくない部分を掘り返すのは辛いものだ。僕も普通の人間だから、心の探求を始めれば、心の中はグッチャグチャ。。。やればやるほど出てくる出てくる。(終わりはないね、トホホ・・・)
その期間中、せっかくだからもっと貪欲にやろうと思って、自分で厳しくやっていたのだけど、一度、43度近い高熱と体の痛みが出て死にそうになったことがあった。(見てはいけない向こう側が見えた気がした・・・笑)
とはいえ、本人はギリギリまでのんきなもので、やけに体が熱く、目の前がにじむなぁ、程度に思っていて、熱を測って驚いた。

過去の自分が顔をだす

自然療法の世界だと、好転反応と呼ばれるものがある。よくなる過程で、一瞬症状が悪くなるというもの。
ようは、押し込められてたバネを普通の状態に戻そうと思って、うっかり勢いよく外すと押し込められてた反動が返ってくるというものだ。僕が高熱と痛みに苦しんだのも、好転反応の一種だろう。
ただ、この時の好転反応の原因は自分でもよくわかっていた。僕は、社会の中でのアイデンティティーの喪失をとても恐れていた。そのアイデンティティの崩壊に対する恐怖が抑えられなくなって、アクティングアウトしたのだ。

体の自己調整機能

詳細は長くなるので改めて書ければと思うけれど、自分の中にあるよく分からないモヤモヤをワークによって感じてあげると、心理学者のユングが言っていたような、体の自己調整機能が働いていく。
僕の場合はやりすぎだったのかもしれないけど、ワークをやり始めると、今まで感じずにしていれば楽だったヘビーなものを感じる事が、少なからず多くなる。というよりも意識的に感じるので、通常よりヘビーに感じる。
でも、それを乗り越える事で、しっかり自分で対応する力がつくし、自分のライフマネジメントをする感覚は圧倒的に変わってくる。だんだんと、見たくない自分との仲が良くなっていく。(親友になんて中々なれないけど。。。)

粗い自分と仲良しに・・・

少し仲が良くなってくると、不快な感覚が少なく中立的な感覚が多くなる。そうすると、だんだんと人の事が気にならなくなってくるし、思い通りにいかないストレスも激減する。
そうなってくると、自分をベースに行動する割合が多くなるので、創造力も発揮しやすくなる。このあたりは、呼吸の料理とほぼ同じ。
経営者でも、子供の教育でも、対人関係でも、最終的には、こういったテクニックでは解決できない、自分の内側の問題に向き合っていくようになるし、どんな分野にいても、より良い仕事をしたいと思ったり、仕事や日常に充実感や幸福感を求めるなら、内面に向き合うワークは必須になってくる。

内面重視なワーク

フードサイコロジーでのワークは、この時の経験も色濃く反映されてか、本人の自主性に委ねる要素をだんだん多くしてきている。
結果的には、ワークを提供する側があれこれやるよりも、自分で取り組んだだけの方が良い結果が出る。僕らは、ほんのちょっとそのプロセスが進む流れをよくするだけ。
フードサイコロジーのワークは、ワーク後のサポートがついている。ワーク当日も大事なんだけど、本当に大切なのは、その後、自分との勝負にあるからなのだ。
>>フードサイコロジーの集中ワークはこちら

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